[]-30/親
冬装備
オジサン

最初--アとです。{私自身、足が靴に合わないとか、(穂高のパチンコ{継続登攀}中、屏風岩でびしょ濡れになり、滝谷の吹雪で足が凍ってしまった)悪天候等で過去四回ほど凍傷にかかっています}
冬山は危険で厳しいです、様々な経験・知識が必要です。だから、「グレード」で計れないような気がします。でも、基本的な技術・知識に裏打ちされた経験の積重により、冬山は「岳人」の物になり、私たちは「冬山」の虜になります。
日本の冬は短いです氷・雪稜・雪山を学べる時にやらなかったらできません。
その基本の一つに「アイゼン(ワーク)」があります。

第┃6┃回┃その他「ガチャ」(2000/11/27)
ガチャというのは装備の俗語です、音がガチャガチャするのでそういっています。ヘッドランプは、「テッカリ」「ヘッデン」とか言います。
*ハードギアから始めます。
★ハンマー・ピッケル・ジャンピング(・)等のグリップ部分は手袋をしても持ちやすい太さに削ったり・滑らないように段差を付けて刻みを付けたりして工夫をしています。
★壁が主体の場合はピッケル、アイスバイルに肩掛式の紐を連結しています。(長さはテンションを掛けていいように調整するーこれがなかなか難しい)冬の丸山東壁に行ったときです。夏は扇沢からトロリーバスで「黒四ダム」に行きますが冬はダム保守の車(何故か、時々止まってくれますが決して乗せてくれません、「頑張れや!」と声を掛けて走り去ります)しか通りませんので歩きます。トンネルの中は迷路のように枝分かれしているのですが黒四ダムまでは天井のトロリーバス用の電気配給線を目印に歩きます。トンネルの中は真冬でも生暖かいです、扇沢から2時間未満で着きます。(夏と異なり)トンネルから外に出るところは限られています帰りのために出入口を覚えておきましょう。外に出ると黒部川まで急な斜面を降ります、この斜面を私は密かに「涙坂」と呼んでいるのですが、雪崩が起きやすいです。雪の下の樹林の位置関係を考えながら慎重に降ります。(・)帰りは地獄のラッセル斜面です。(ジグザグに上らないこと)・・・悪天候の中「冬将軍ルート」を開拓したとき、ピッケルを草付きに打ち込んで連結した紐にテンションを掛けてプロテクションを作りました。
★ハンマーを左右の手で打てるように練習をする事は必要に迫られたときに理由がわかります
★ロックハーケンについて(・)その適正をよく理解することが必要ですが・・・冬はリスを探すことが大変です・・・白い筋のリスらしい所に「釘」を打ち付ける感覚で使えるので「ICI/クロモリスパイラルハーケン(「MOTIZUKI」の名前で出ていることもあります)」を愛用しています。これはアイスハーケンとして売られていますがアイスとしては最低ですがロックとしてはボロボロの壁でもきく最良の一つです(ただ欠点としては回収の時折れやすい)。凍った草付用としてはショイナードの旧タイプの短いスクリューハーケンが良く効きます(岩があると歯をやられるので注意)。セミチューウブタイプの打ち込み式の物(NEWALP製日本ではあまり売っていませんがすごく良い物です)も使っています。
(注)・ジャンピング 
ボルトを打ち込むためにハンマーで叩いて穴をあける道具です。先端は「キリ」と言って交換できます。現在8ミリ径のもの(たばこと同じ太さ)、以外に「ペッツル」から11ミリ・10ミリの物も出ています。
・ ハーケン(ロック、アイス、スパイラル、スクリュー、セミチューブタイプ)ロックというのは岩用のハーケン、アイスというのは氷用と言う意味です。スパイラル、スクリュー、セミチューブタイプは「タイプ」です、スパイラルというのは「棒状」にイボイボがついているようなもの、セミチューウブはパイプを二つに割ったようなもの、スクリューウというのはパイプの外側に螺旋状に「背」がついていてスクリューウ状のもの
・>トンネルから黒部川まで下る時、雪の下の樹林の位置関係を考えながら降りる。雪崩との関係ですか?
雪崩との関係です。木が斜めに生えているところは「冬」雪の流れるところ(雪崩)です・・・それでも生えていないところよりはよりはまし・・木の生え方をよく見て降りるラインを考えることが必要です。
>帰りにジグザグに登らないこ ととは?急な斜面ならその方が楽のように思いますが・・
ジグザグ登る方が楽です。(歩くのも「ビエ・ア・プラ」が基本なのでジグザグになります)雪崩が起きやすい斜面は斜めに歩くと切れてその部分から雪崩を誘発します。

第┃7┃回┃「ガチャ」2(2000/11/28)
*トレーニングの時の「手袋」について
素手ではやる意味がありません、軍手の一枚というのはあまり役に立つように思えません。大切なのは、実際に使用する毛手袋でやる事です。やってみると驚くほど掴めないことがわかると思います。易しいところで、素手と異なり「何処までできるか」を体感し、認識する事、これが大切です。

*耐寒訓練
冬山を始めた頃は窓を開けて寝る・布団を減らす・氷の浮いた水の中に素手を入れる・半袖Tシャツで過ごす等やってきましたが(今でも大事なことだと思っていますが)寒くなったら山(富士山・八ヶ岳)にトレーニングを兼ねて出来るだけ入るようにした方が効率的です。特に11月になったら風邪を引かないように気をつけながら山にはいることが(寒さへの順応)大事だと思っています。炬燵に入っていて寒いところにいきなり出ても体が言うことを利きません。

★冬用の鐙(あぶみ)はプレート式で自作する方がいいです。プレートの上と下に結び目を作る事がポイントです。八ガ岳の風は3000mクラスの山々に劣らず冷たく寒いです、「大同心」を攀っている時、強風で鐙が吹き上げられます、こんな時、鐙の一番下に錘としてハーケン類をぶら下げると良いです。
★チェストハーネスは必要です(チョット工夫すればギアスリングで作ることもできます)。冬用としては軽くシンプルなものがいいです。夏と異なり、ハーネスにヌンキャクとかシュリンゲを掛けてはいけません。アイゼンに引っかけ易いです。
★ザックは壁の中で担いだり降ろしたりするためにセルフ用のシュリンゲをつけておくこと。ザックを一度落としたことがあります。一個のシュリンゲの工夫をそれからはするようになりました。(墜ちて見えなくなったのは「私のザック」落としたのはパートナーでした)
★ハーケン用の打ち込み兼回収専用のヌンチャクをつくっておくとハーケンを落としません(テープの部分がテントポールのゴム紐が良いように思います)。
★ ハンマーホルスターをザック・チェストハーネス・安全ベルトにつけておくと便利です。(出し入れしやすい物をえらぶこと)

第┃ 14┃回┃「重さ」(2000/12/18)
色んな食べ物を「山」で食べるって本当に美味しいですね・・・楽しむという為に「重い」思いをする「山」も有ります。そうした楽しみ方は別なときに譲るとして、此処では「重さ」について、考えてみたいと思います。私自身は体力はない方だと自覚しています。「重さ」は敵!!と何時も感じています。

山では尊敬している「O」さんの事を紹介しま -->続き

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