[]-16/親
「アクシデント」更新2003/1/17
オジサン

最初--象は起きているようで今年が20年目に当たります。
穂高の前穂北尾根の「Sさん親子+女性」のパーティからU氏に救助連絡が入り急遽現地入りしました。結果として東邦航空のヘリのピックアップで収容され、何はあれホッとしました・・・現地で見・感じたことを書いてみます。
長野県警豊科署の対応ーあまり期待していなかったのですが感心しました。(豊科警察に詣でするのは十何年ぶりでしょうか・・・私の先輩の死亡事故以来です)
当初は、Sさんの件で動いた(上高地に10人入った)のですが、同時多発遭難でヘリ主体に切り替えたようです。東邦航空(中部山岳地帯の荷揚げなどを請け負っていますが、山岳事故の専門で吉尾さんの事故などでも活躍をしてもらっています)を全面的に信頼してました。
「マスコミ」対応は完璧!!
Sパーティは「中学一年生」が居ると言うことがあり、収容されるまではマスコミには明確にしないで押し通し、救助メンバーには「子供のことは伏せている」と明確にしマスコミ対応に注意を喚起してくれ、同行の女性のご両親にマスコミには「よくわからない」、「県警に聴いてくれるよう」との対応を指導してくれました。
Sパーティーの状態
北尾根五・六峰のコルから悪天候で撤退するときに六峰の下りを奥又側に間違って入り気がついてトラバースをしたが、雪の状態が悪く(女性が滑落する等アクシデントがありーザックが重い為?)割と安全なところで露営し、悪天候に捕まって、動けなくなった・・・ようです。
本人たちの力量は私はよくわからないのですが、U氏が講習などで(S親子を)指導をしていたという関係はあります。
下におろされた装備類を整理していて今回の遭難のポイントは「重さ」だなと思いました。三人パーティが食料を食いつぶして下山してきたのですが、それにしてはザックが「重い」とおもいました、ザックを開けて驚いたのは「シュラフ」が水浸しで凍っていました、此では冷蔵庫の中に体を入れているような状態です。「凍傷」の心配をしましたが幸いそれほど酷くなかったようです・・・「女の子」の装備が異常に重かったです。「北尾根」を登る装備?と言う物もあり・・・「ハイカー」の延長上の装備に近いと言ってよく、悪天候からの撤収ですからスピード命なのですがこの重さが致命的になったと思います。
気がついた事を羅列します。
★全身用の「エアーマット」(一人分有り・他は普通のマットですー軽量化するとどうしても銀マットなってしまいますが、山行が長い場合は「エンソラマット」(注・)が良いようです嵩張りますがエアーマットより優れていると思います)は、定着ならともかくも重く嵩張りますし、結構パンクします。大きさは「全身用」の2/3で十分です。(もっとシビアになるとザックを轢いて終わりと言うこともありますが・・・)
☆三人ともゴチャゴチャしたザックで重い。(シンプルなザックが無くなっていると言うことがあるのですが・・・「人間工学に基づく」背負いやすいザックとか謳歌されていますが逆に重くなってしまいます)
★アウターウェアが今風の「重い物」で暖かいのだけど「ラッセルしたら暑くて、体を濡らします」、アンダーウェアがどんなに良くても悪天候の山行だとインナーウェアーがなかなか乾かないです「重ね着」の原則が大切だと思います。
☆エイト環とATCを併せて持っているetc.「軽量化?」。(二人)
★ナイフをナイフ用の「フォルダー」に入れていてザックに入れていた。「ナイフ」はホルダーなんかに入れずすぐ取り出せるように身に付ける事ェ大事だと思います。(一人)
☆夏山で、はやっている「簡易ビニール」水筒(一人)、3000mクラスの冬山では簡易ビニール水筒は開口部が狭いのですぐ氷ってしまうので「不適切」です。
0.5Lのペットボトル(二人・ペットボトルの開口部が大きい物は割と使えますが・・・現在大きめの開口部のペットボトルはほとんど無くなっています)はどれも開口部が小さくすぐ凍りやすい。
★ 冬山用「暖かハット」(三人、その上に「ヘルメット」をつけていたようです)ヘルメットを使うので有れば「目出帽」で十分です。(あとはネックフリースを併用すれば便利ですね)
★ ☆フリース手袋(見かけは派手で暖かそうなのですが)が主体で毛糸ののは少なかった、ミトン等は皆無・・・。私も以前使ったことはあるのですがシルクの手袋などはあまり暖かくない・・・アウトドアーで使うには良いのですが冬山ではあまり使えないように思います。
★二人のシュラフカバーが「エントラント」の様な物(・)で此は中から蒸れます。ゴアテックスがベストなのですが、残りの一人はゴアテックスなのですが「モンベル」の裏地が起毛している物で一見暖かそうなのですが濡れると良くないです・・・ビバーグが上手くいかなかったようです。(最終的には雪洞ビバーグでしたが濡らさない工夫が大切ですね、長いとどうしても濡れてしまいますがチョト異常に濡れていました。)
軽量化していればもっとスピードがあったと思います。「山」をやっていれば「イケイケスタイル」になりますし、単に登れればよいという形になりやすいのですが・・・「山岳会」が教育の場でなくなり、「パートナー」を求める場に成っているように感じます、又、「情報」が容易に手に入ります。いざ自分がやるときはイ{的な事柄が疎かになっているように感じます。「実践」と「理論」のパラレルな関係が無くなっているように感じます・・・でも三人は帰ってきました。此からです・・・
年始に事故で亡くなられた方の冥福をお祈りします。
以下(注)
・エンソラマット
柔らかい発砲スチールの様な素材(エンソラ)を使ったマット
・シュラフカバーがエントラントの様な物 
「エントラント」は通気性を作るのにアウターに塗る(コーキング)膜の一つです。その膜がエントラント(製品名)と言うものです。(膜には科学的に穴が空いています。ゴアの穴より小さいので通気性は悪いです。)シュラフカバーはゴアですね。

第┃ 25┃回┃「C・C"昴"」創立(2001/3/28 )
今度、山岳会"M"を退き、活動の場をサロン"昴"に移すことになりました。サロン"昴"は交流の場・学習の場にしていきたいと考えています。それの核として又、山岳保険未加入者等の受け皿としてC・C"昴"(クライミングクラブ"昴")を創設しました。東京都勤労者山岳連盟に加盟申請をしました。先週谷川の滝沢下部で雪崩にやられたのはアルパインガイドのKさんのパーティーで、幸い(生徒が)怪我ですんだようです。あれだけの経歴でも吉尾さんの例に漏れず「事故」は付き物ですね・・・

第┃ 77┃回┃ 「謹賀新年」(2002/1/7) 
●正月早々に悲しい連絡が飛び込んできました。
トーホーエアーレスキューの篠原秋彦さん(吉尾さんの時にもお世話になった東方航空のヘリのチーフ)が亡くなられました。報道では次の通りです。
6日(日)午後0時30分頃北アルプス鹿島槍ヶ岳一ノ沢の頭(2000m)県警から依頼され、北九州市の4人パーティの救助中。作業中に姿が見えなくなり、30分後に約10m離れた地点でパイロットが発見。病院に運ばれたが、全身を強く打ってまもなく死亡。外傷性ショック死。4人を救助用ネット(モッコ)に収容し、一緒にヘリに吊り上げられたがその直後に転落したらしい。

第┃ 78┃回┃ 「謹賀新年その1」(2002/1/8) 
●私自身正月早々にショックな事故に出会ってしまい、まだ立ち直れません。 
3日に初めて城ケ崎にフリーの仲間といったのですが、なんと目の前で女性が墜落したのです。それもロワダウンで。(私:支点抜けでしょうか?ザイルの結び方のミスでしょうか?ビレー解除でビレーヤーがザイルを確保器から抜いた後「テンション」墜落でしょうか?幕岩の「スパイダーガール」で「テンション」墜落死された現場にいたことがあります。) 一時間後にヘリで運ばれました。命は取り留めたと思います。しばらく体の震えが止まらず仲間と帰って来てしまいました。それもこちらが前日途中まで残置したランナーで登ったり、次こちらもスタンバイしていたりで本当に周辺にいただけに全員がすごいショック状態になってしまったんです。 10m近かった。5日6日に、仲間との氷を予定していましたが中止しました・・・
以下詳細
もう忘れたいと思いながら、フリーをやっている人々にとっても当然関心事ですし、なぜ落ちたのかについて疑問が多いだけに吹っ切れないままに、お話しすることになると思います。私の仲間が、途中まで残置したランナーのルートに今日も取り付こうと行った時、男女ペアーが先に登らせて欲しいという申し出あり、男性が先に上り、次に女性が登って、その下降中に彼女は墜落したのです。彼女の上るのをずっと見ていたのですが、何も問題はなかったと記憶しています。 25mの終了点から下り始めたところで、私の仲間も靴をはくなど準備はじめ、、もう一人の仲間がビレイの準備に入って、彼女を見上げたとき、彼女の前に2本のロープが下りていてランナーを外したとき、一瞬にして墜落しました。ロープは、支点からハーネスにしっかり結ばれていて、ビレイヤーは唖然とするばかりでした。 私自身は、下降の後半には隣ルートの確保準備しようとしていた時で、おかしなロープ状態をみてなかったのですが、仲間は、大きくブイになっていたと言ってます。これはまずいなと思った瞬間、彼女がランナーを外してしまい墜落となったということです。
フレ止のランナーとしか考えられないのですが。いづれにしても考えられないミスだと思いながら、下降中だったということに、より怖さがつのります。しばらく動かなかったのですが、ヘリを待つ場所に移動されるころは、気がついていましたが、少しでも軽症であって欲しいと祈らずにはいられません。初めて行った城ケ崎だけに、本当に残念でなりません。仲間と何回も原因を話しましたが、ビレイヤーが「彼女のロープが短かったのかなー」そして「セルフの取り直しでもしてるのかなーと思った」というはなしを聞きますと、上部一箇所取り忘れて、フレ止めをしたまま下降し、途中で気がついてそれを外したのかなーと思っています。
少し冷静に話せるようになりましたが、まだ立ち直れていないのでその辺お察しください。  以上・・・城ケ崎の事故報告です。(H)

第┃ 79┃回┃ 『事故』(2002/1/10) 
●正月『遭難』
今年の正月『遭難』の同流山岳会の三輪氏の話がネットで流れていますので以下、引用します。
同流の名前を出すと、非難ごうごうで大変なことになりそうですが、今回の事件について記述します。なお、これから記述する内容は、私の個人的な意見です。同流山岳会としての見解は、集会をそれほど開けないことや、事故を起こした当事者の気持ちの整理などもありますので、しばらく時間がかかると思います。私の立場:同流山岳会の会員になって22年。(24歳の時に入会して現在46歳です。)途中3年ほど代表を務めました。同流のホームページは私の名前で契約しております。最初は私の個人的なホームページで立ち上げたのですが、途中からプロバイダーに同流だけで契約しています。立ち上げてから5年ほど経っており、このうち3年間くらいは同流の会費からお金をもらっています。ということで、同流のホームページは同流の公式サイトといってよいと思います。去年の暮れからホームページの管理をしています。今年の正月合宿には、参加しなかったのですが、緊急連絡先を勤めました。この数年は、仕事の関係などもあり、集会も欠席気味で、山にもあまり行っていません。バリバリやっていたら、もう少し積極的な発言が出来ると思うのですが、、、ということで、同流山岳会の会員ではありますが、ちょっと身を引いた微妙な立場です。当事者といえば当事者のような気もするし、責任を取れ、といわれても、うーーーんとなってしまいます。等と書くと、非難ごうごうになりそうですが、正直いって難しい立場です。なお、長いことやっている割には、山の実力は全くたいしたことないです。
事故について:
(詳しい状況報告はまだ、当事者に会っていないので記述できないのですが、私の知る範囲で書きます。)事故?というには、私も実は疑問を持っています。最初、下山予定日の3日に、まだ肩の小屋に閉じ込められている、という報告がありました。4日の夜になって、肩の小屋の方から、横浜山岳会の人と一緒に救助要請してほしいという連絡がありました。そこで、横浜山岳会の人と協議した結果、遭難届を神岡警察署に出すことにしました。ちょっと、責任逃れになるのですが、この判断は同流の代表と横浜山岳会の方が相談して行っており、私はその報告を受け、会員に情報を流しました。この時点で、食料燃料とも数日分あること、けが人もいないことを把握しています。あとから考えれば、この時点で、少し待ってみたら、ということを肩の小屋に進言することは出来たかもしれません。しかし、この時点では、天候の回復がしばらく見込めないこと、新雪が沢山降っており、雪崩の危険もあり、予定日を過ぎていることもあり、遭難届(救助要 -->続き

04/17 20:09
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