山と登山技術

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■35 / 親記事)  アルパインルート(2003.6.1更新)
  
□投稿者/ オジサン -(2002/04/25(Thu) 21:10:10)
    第┃ 50┃回┃「秋の予定」(2001/ 8/24)
    此からの時期は無雪期では一番充実したときですので十分な基礎が出来ている人は色々なバリエーションの企画を実現するときです。自分の日程と希望の山域・ルート有ればお知らせください。
    お勧めは6大「ビッグウォール」谷川岳「烏帽子岩/衝立岩/幽の沢」・唐沢岳「幕岩」・明星山「南壁」・穂高「屏風岩」・甲斐駒岳「赤石沢奥壁/Aフランケ」・奥鐘山「西壁」です。後、錫杖岳もおもしろいです。
    いわゆる谷川岳は説明はいらないと思います。唐沢岳幕岩は新潟地震で出来た大ハングが有名です・・・「日本式」A3というのは此処ぐらいですね。屋根状の庇です。「屏風岩」と甲斐駒は説明はいらないと思います。奥鐘山「西壁」は日本で一番でっかい壁です。下部岸壁だけが登攀対象ですが取り付きの黒部川から上り始めて下部岩壁の終了点辺りが水平道と同じ高さです。途中どのルートを辿っても3つのハング帯を突破しなければ行けません「力」とスピードそして、なによりも登り切るんだという強い意志が必要です。明星山「南壁」は石灰岩です・・・立っているので結構悪い「人工」ですが、それらをフリーで攀るのは他の岩場とはチット勝手が違い難しいです。勿論、どの「壁」にも入門・好ルートは有ります。標高が低いので11月の上旬まで登れるのが明星山「南壁」・奥鐘山「西壁」です。錫杖はおもしろいです。関西の人の「谷川岳」という位置づけですね。登山口は無料の「露天風呂」があり、アプローチもわかりやすいです。無雪期のバリエーションは11月上旬位が終わりですね・・・

    第┃ 58┃回┃ 「秋 紅葉のクライミング」その2(2001/10/25) 
    10月27〜29日 紅葉のクライミングを行いました。
    27日越沢バットレス アルパインの事を中心に

    以下、感想。 ( S 記 )
    20〜22日に岩巡りに行きました。本で見た限りでは、何処も初心者の私が登れそうなところがなく、また日頃運動不足なので行く前からとっても不安なスタートでした。初日、朝早くて眠い私とは裏腹に天気は快晴。越沢バットレスまでのアプローチは、沢のせせらぎが清々しく、沢沿いのハイキングも楽しそうでした(登れなかったらここで遊ぼうと密かに思いつつ・・・)。「ここは本チャンぽいゲレンデ」と言われたけれど、本チャンもゲレンデもアルパインもフリーも区別がつかない私にはピンせず、さらに「目標10本!」と言われても、1本とは?どれくらいのペースで登れば10本になるの???とりあえず登ることにしました。まずはセルフビレイの取り方から始まり、懸垂下降時の確認事項etc.繰り返しその都度教えて下さったので、覚えるというより自然と身につく感じがして嬉しかったです。岩自体は砂(土)が多く、目に入ったりチョークをつけても滑ったり、支点も少なく錆びており、懸垂下降の時に草木と戯れたり。。。これがアルパイン!本チャンぽいゲレンデ?!(そう思って宜しいのでしょうか?)ゲレンデの一番下まで降りて来た時には暗くなり始めていたので、「もう1本登るか何か食べて降りるか?」と聞かれ、迷わず、もう1本!と思い登り始めたけど途中でタイムリミット。時間が短い。残念だけど、あと2日あるので遊びたい気持ちを抑え駐車場に戻りました。もう1本登るには、色々なセットや確認を確実に早くしなければと思いました。

    第┃ 128┃回┃ アルパインクライミング。(2003/5/6)
    ●★ゲレンデで覚えてほしい事そして注意事項★
    ☆マルチピッチにおけるトップとフォローの役割について 
    アルパインの場合、時間との戦いです・・・早く安全地帯に戻ることが(「安全」に確保すると同時に)必要です。
    トップは、落ちないこと・・・どんなに時間がかかろうと、必要なら「ボルト」を打っても安全にそのピッチをこなします。時間がかかって当たり前・・・
    セカンドがトップと同じ時間がかかるというのは許されません・・・セカンドの役割は如何に「早く」登るかと言うことです。パーティーでの役割分担を理解することです。
    ex:谷川岳「三スラ」(無雪期)を登っている途中、雨にたたられ登るしかない状態になりました。セカンドはゴボウです。ムーブの楽しみなどしていたら・・・(濡れたスラブに楽しみなど無いと思いますが・・・)ドーム下でビバーグですね・・・

    ☆ビレイヤーは支点がある時は支点確保、ない時はボディビレイでトップの確保をする。
    うーん・・・、すみません、単にめんどくさかったのでボディビレーしちゃいました。支点が無い場合は、確保支点を作ります。作った支点が悪い場合はセルフビレーにとどめて、私は「ボディ確保」にします。 以後、反省をします。ヘルメットもつけます。

    ☆お互いのハーネスの折り返し、ロープの結束、確保等をチェックする

    ☆トップはルート読みの後ロープの流れに注意をしながら支点にプロテクションを取りながら登る。その場合墜落時を考慮しなるべく多くの支点にプロテクションを取る。(振られ止め等フォローが登る時の状況も判断しながら)

    トップがすべてを決めます!! 必要とあれば多めに取ったり、大丈夫だと思えばランナウとすることもあります・・・私は、取れるときは取ります。(取れば取るほどもちろん時間が掛かりますのでこの辺は、経験が必要だと思います・・・私自身はプロテンションをとるという「安全の方」を選択することが多いです)ただ、トラバースのプロテンションは取らないとセカンドが「危険」になります。

    ☆リングボルトにはビナ掛けをする。スリングの直掛けはしないこと。

    日本製のボルトは二種類あります。RCCボルトは「スリングの直掛けはしないこと」、リングボルトはタイオフはやめるべきです。安全性の意味からと回収の時のタイムロスからです・・・

    ☆確保支点に着いたらまずメインザイルでセルフビレイ(セルフに体重を掛ける事)を取り、更にもう1ヶ所セルフ取り、ビレイ解除のコールをする。

    「更にもう1ヶ所セルフ取り」はなし、(トップは確保支点のチックをしないといけませんその上で初めて)メインザイルでセルフビレイし、「セルフに体重を掛ける事」は大切なことです。

    ☆コールが届かない場所の場合1本のロープが5m以上上がったらビレイ解除の意味とする。

    これは、意思疎通ができない場合の「裏技」です。片方のザイルだけ引っ張ると言うことは通常あり得ません・・・そういう意味で確保者に考えて貰うことで「解除」をわかって貰います・・・「5m」というのはケースバイケースですが短いと「解除」は考えないと思いますね・・・

    ☆確保支点(必ず2箇所以上支点から)を作り、ロープを手繰りあげ、支点に確保器をセットした後フォローにOKのコールをする。

    ザイルは長さがぴったりすることはありません・・・手繰り寄せは最後は一本ずつ手繰り寄せします。
    トップの「確保解除」コールとセカンドの「セルフビレー解除」を同時するようなフリー感覚は危険です。必ずトップの「登れ」コールまで「セルフビレー解除」をしないで下さい。

    ☆フォローはプロテクションの整理をしながら登り、確保支点に着いたらセルフを>取る。フォローは次のピッチはトップになるのでビレイヤーは確保器(ルベルソの場合)をセットし直しビレイする。

    「確保」の空白を防ぐことは必要です。

    ☆支点確保の場合ハーネスのビレイループにカラビナで(トップ側のロープを)1ターンして確保する。

    ☆ルート終了点に着いたらセルフを2箇所以上とりフォローの確保。

    セカンドが来てからトップも一緒に、ハーネスから「枝」を二本出して「セルフ」を作り、メインを外します。

    ☆フォローも着いたらセルフを取り懸垂下降点の確認、補強等をする。懸垂する場所、状況によってザイルを投げるのか流しながら降りるのかを決める。投げる場合は1本づつ末端処理しコール後投げる。流す場合は1本づつ束ねてギアラックに下げて下降する。
    流す場合も末端処理は必要です。

    ☆初めて懸垂する場所、夜間下降の場合は2本を一緒に末端処理し更に1m位上部でもう1箇所結び目を作る事。
    これは「登り返し」が出来やすくするための処置です。

    ☆下降器をセットし、マッシャーを使用するときは下降器の下側にセットしレッグループにカラビナで連結する。(マッシャーが長い時はスリングの両端を編み短くする)

    上につける場合もありますが、私は「下降器の下側」につけるようにしています。ザイルのねじれの関係です。

    ☆ハーネス、下降支点の確認、下降器のチェック後セルフを取りこれが下降時の「三つの確認」。
    回収側のロープに掛けて上部、下部を確認しながら懸垂下降する。これが下降中の「三つの確認」。上、前、下、確認。

    ☆二番目に降りる者はロープを軽く触っているようにする。(もしもの場合グリップビレイで止められる場合もあるので)

    はい、漫然と風景を見ていてはいけません(それにしても奥多摩の山の色は素敵でしたね・・・「春模様」と言うのでしょうか?!)。トップの下降の失敗・・・スッポ抜け等。

    ☆次の下降点に着いたらセルフを2箇所取りロープが回収出来るかどうかチェック後、2番手に合図し2番手も同様に下降する。以下同様の繰り返し。下降中ロープが絡まったりした場合は仮固定をしてから直す事。

    はい、仮固定が出来なければ致命的になりやすいです。仮固定が出来るかどうかは大切です。


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