山と登山技術

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■30 / 親記事)  冬装備
□投稿者/ オジサン -(2002/04/19(Fri) 07:36:04)
    第┃1┃回┃「冬山の服装」(2000/11/10)
    二月に宝剣岳「中央稜」を攀りに行ったときのことです、メンバーは後輩がいきなり連れてきた「拓殖大学JAC(日本山岳会学生部)」の二人を入れた総勢6人です。トップの後にザイルを数珠つなぎで登り日没寸前に完登しました。トップが終了点についてからラストが登り切るまで1時30分かかるという状態でしたが・・・
    縦走主体のJACの人たちは歩くと汗をかくということで冬のアンダーウェアーを着けていませんでした。アウターが結構暖かく良い物が手に入る為もあるとおもいますんが・・・アンダーウェアーは寝るときに着けていました。
    登攀等はじっとしていることが多いのでアンダーウェアーは着けていないと天気が急変したときにダメージを受けます。服装も重ね着が基本です。
    冬でも「雨」に会う日本の場合(冬の穂高で、屏風岩では雨、滝谷では吹雪という事がありました)水を保含しやすいシンサレート(*)などの物は近場・日帰り等以外は良くありません。
    取付までは結構汗をかきますが登攀が始まれば急激に体温が下がります。人間の体は内臓を守ろうとしますので、体温が下がると手足が「凍傷」になりやすいです。このとき羽毛のベストとか一枚着るだけで凍傷を防げます。特に八ガ岳等冷たい風がある時は冬山の経験が浅いと注意が必要です。新品の手袋は風を防ぎません、予め編目を詰まらせると凍傷をより防ぎます。

    PS.「宝剣岳中央稜」は南面で明るく開放的です。登攀中はフリー、人工、雪・氷等そこそこに体験できます。終了点が山頂付近と言うのも気持ちがいいです。ただ、ロープウエイ代がべらぼうに高い・・・天気が悪い場合はロープウェイをやめ近場の氷のゲレンデへ行けます。(1月下旬以降ですが)現地「山岳協議会」があります、登山届出はしっかり出しましょう。
    (*)シンサレート自体は15年ぐらい前に「売り出し」(発明)になった新素材で、「保温材」の一種です。「形」は綿です。綿、故に保水性で水に濡れると膨らみます。(「綿」状の物はほとんど保水性です、ポリプロピレンのように水を吸わない物でも綿状に作られると「保水性」が出てきます)用途は、靴の中の保温材、通常はゴアテックス等と組み合わされて山用の洋服(アウターウェア)等の「中綿」として活用されています。保温材としては、暖かいです。シンサレートの使用感ですが、「鏡」のような物で、体が暖かいときはより暖かく感じるのですが、一方、体温が低下すると冷たくなります?!これが「水」吸って、冷え込むと最悪の「ビバーグ」になります。日帰り・アイスクライミング・「ヒマラヤ」等の様な場合は良いのですが、冬でも「雨」が降る日本の冬山ではペラペラの「中綿」のないゴアテックスだけの物の方がよいようです。 

    第┃2┃回┃冬山の用具ーその1「手袋」 (2000/11/10)
    前回を補足しながら装備の事について書きたいと思います。最初に手袋です。五本指より三本指、二本指(ミトン型)の方が暖かいです。つまり肌同士が当たる部分が多いほど暖かいです。(登攀を前提にしたとき)科学的な説明ができませんが、「毛」が絶対です。脱脂していない物がベストですが、五千円以上もします・・・3千円位の物で十分です。(**)(ただ、脱脂していなくあまり縮まないフェルト状のミトンは少し高くても購入を勧めます)。と言うわけで、フリース等の化学製品の手袋は勧めません。どんな良い物でも「デッドエアがない(手袋の指先が余って居ない)物」、ピッタリすぎる物は軍手と同じになり使えません。サイズは縮むのでワンサイズ(又は2サイズ)大きい物を買って「編目を詰まらせ」ておくこと、私は冷水に漬けてからチョコチョコ使いながら「本番」に備えます。使っていると結構穴が空きますが「毛糸の糸」で穴を編んで塞ぎ、長く使っています。手袋にリストループ用のゴム輪を付けておくことは必要です。落としてからだと遅いです。あと、手袋を携帯する場合一対毎、「空気抜きしたビニール」に入れておくと嵩張らず濡らさず使い易いです。水が流れていたり、風が酷いときはオバー手袋と併用して薄手の手袋を使うこともあります。(オバー手袋はゴアテックスがいいのですが、滑ります。ナイロンの方が掴みやすいです)手袋はどうしても濡れますが、セカンドの時は濡らさないようオバー手袋を活用します。又、濡らさないためアプローチは軍手を活用しています。
    トレーニングとして岩場では手袋と薄手プラスオバー手袋の2種類の訓練が必要です。
    (**)手袋ですが、何回か色んな毛糸の物を使い比べてみましたが「脱脂していない」手袋(嗅いで見れば油っぽいのでわかります、ただし凄く縮むので大きめの物を買わないとだめです)はやはり優れもので濡れても暖かいです。(「ハンガロテックス」の様に)厚手はまずいですが薄手の物があったら価格は張りますが持っていたいですね・・

    第┃3┃回┃「手袋」その2(2000/11/17)
    穴が空いた手袋を使っていると「凍傷」になります。もちろん濡れた手袋もそうです。「どの位」濡れたらというのは経験を積み重ねて理解するのですが、初心者の方は「手足の感覚」が無くなったら即「凍傷」と思った方が良いです。
    風があるときはこまめに変えるかオバー手袋を活用してください。(登攀中替えるのは難しいので、雨蓋・内ポケットに替えを入れておくこと)谷川岳の場合、登攀ルートの有る一の倉沢奥壁・幽の沢等は無風ですが、壁を流れる水・湿った雪に悩まされ、濡れます。国境稜線に出た途端、冷たい風に叩かれバリバリと音を立てて凍り付きます。風が有るところでは穴が空いたり濡れた手袋は「凍傷製造機」です。
    凍傷について、医学上の事等は専門の本等を参照して下さい、あくまでも私個人の考えですが・・・一度かかると、その部分が「変質」してしまい元には戻りません。低温化(すぐ冷たくなる)・親凍傷(凍傷になりやすい)になります。凍傷になってしまってからでは、「知らなかった」ではすまされないと言うことです。{私自身、足が靴に合わないとか、(穂高のパチンコ{継続登攀}中、屏風岩でびしょ濡れになり、滝谷の吹雪で足が凍ってしまった)悪天候等で過去四回ほど凍傷にかかっています}
    冬山は危険で厳しいです、様々な経験・知識が必要です。だから、「グレード」で計れないような気がします。でも、基本的な技術・知識に裏打ちされた経験の積重により、冬山は「岳人」の物になり、私たちは「冬山」の虜になります。
    日本の冬は短いです氷・雪稜・雪山を学べる時にやらなかったらできません。
    その基本の一つに「アイゼン(ワーク)」があります。

    第┃6┃回┃その他「ガチャ」(2000/11/27)
    ガチャというのは装備の俗語です、音がガチャガチャするのでそういっています。ヘッドランプは、「テッカリ」「ヘッデン」とか言います。
    *ハードギアから始めます。
    ★ハンマー・ピッケル・ジャンピング(・)等のグリップ部分は手袋をしても持ちやすい太さに削ったり・滑らないように段差を付けて刻みを付けたりして工夫をしています。
    ★壁が主体の場合はピッケル、アイスバイルに肩掛式の紐を連結しています。(長さはテンションを掛けていいように調整するーこれがなかなか難しい)冬の丸山東壁に行ったときです。夏は扇沢からトロリーバスで「黒四ダム」に行きますが冬はダム保守の車(何故か、時々止まってくれますが決して乗せてくれません、「頑張れや!」と声を掛けて走り去ります)しか通りませんので歩きます。トンネルの中は迷路のように枝分かれしているのですが黒四ダムまでは天井のトロリーバス用の電気配給線を目印に歩きます。トンネルの中は真冬でも生暖かいです、扇沢から2時間未満で着きます。(夏と異なり)トンネルから外に出るところは限られています帰りのために出入口を覚えておきましょう。外に出ると黒部川まで急な斜面を降ります、この斜面を私は密かに「涙坂」と呼んでいるのですが、雪崩が起きやすいです。雪の下の樹林の位置関係を考えながら慎重に降ります。(・)帰りは地獄のラッセル斜面です。(ジグザグに上らないこと)・・・悪天候の中「冬将軍ルート」を開拓したとき、ピッケルを草付きに打ち込んで連結した紐にテンションを掛けてプロテクションを作りました。
    ★ハンマーを左右の手で打てるように練習をする事は必要に迫られたときに理由がわかります
    ★ロックハーケンについて(・)その適正をよく理解することが必要ですが・・・冬はリスを探すことが大変です・・・白い筋のリスらしい所に「釘」を打ち付ける感覚で使えるので「ICI/クロモリスパイラルハーケン(「MOTIZUKI」の名前で出ていることもあります)」を愛用しています。これはアイスハーケンとして売られていますがアイスとしては最低ですがロックとしてはボロボロの壁でもきく最良の一つです(ただ欠点としては回収の時折れやすい)。凍った草付用としてはショイナードの旧タイプの短いスクリューハーケンが良く効きます(岩があると歯をやられるので注意)。セミチューウブタイプの打ち込み式の物(NEWALP製日本ではあまり売っていませんがすごく良い物です)も使っています。
    (注)・ジャンピング 
    ボルトを打ち込むためにハンマーで叩いて穴をあける道具です。先端は「キリ」と言って交換できます。現在8ミリ径のもの(たばこと同じ太さ)、以外に「ペッツル」から11ミリ・10ミリの物も出ています。
    ・ ハーケン(ロック、アイス、スパイラル、スクリュー、セミチューブタイプ)ロックというのは岩用のハーケン、アイスというのは氷用と言う意味です。スパイラル、スクリュー、セミチューブタイプは「タイプ」です、スパイラルというのは「棒状」にイボイボがついているようなもの、セミチューウブはパイプを二つに割ったようなもの、スクリューウというのはパイプの外側に螺旋状に「背」がついていてスクリューウ状のもの
    ・>トンネルから黒部川まで下る時、雪の下の樹林の位置関係を考えながら降りる。雪崩との関係ですか?
    雪崩との関係です。木が斜めに生えているところは「冬」雪の流れるところ(雪崩)です・・・それでも生えていないところよりはよりはまし・・木の生え方をよく見て降りるラインを考えることが必要です。
    >帰りにジグザグに登らないこ ととは?急な斜面ならその方が楽のように思いますが・・
    ジグザグ登る方が楽です。(歩くのも「ビエ・ア・プラ」が基本なのでジグザグになります)雪崩が起きやすい斜面は斜めに歩くと切れてその部分から雪崩を誘発します。

    第┃7┃回┃「ガチャ」2(2000/11/28)
    *トレーニングの時の「手袋」について
    素手ではやる意味がありません、軍手の一枚というのはあまり役に立つように思えません。大切なのは、実際に使用する毛手袋でやる事です。やってみると驚くほど掴めないことがわかると思います。易しいところで、素手と異なり「何処までできるか」を体感し、認識する事、これが大切です。

    *耐寒訓練
    冬山を始めた頃は窓を開けて寝る・布団を減らす・氷の浮いた水の中に素手を入れる・半袖Tシャツで過ごす等やってきましたが(今でも大事なことだと思っていますが)寒くなったら山(富士山・八ヶ岳)にトレーニングを兼ねて出来るだけ入るようにした方が効率的です。特に11月になったら風邪を引かないように気をつけながら山にはいることが(寒さへの順応)大事だと思っています。炬燵に入っていて寒いところにいきなり出ても体が言うことを利きません。

    ★冬用の鐙(あぶみ)はプレート式で自作する方がいいです。プレートの上と下に結び目を作る事がポイントです。八ガ岳の風は3000mクラスの山々に劣らず冷たく寒いです、「大同心」を攀っている時、強風で鐙が吹き上げられます、こんな時、鐙の一番下に錘としてハーケン類をぶら下げると良いです。
    ★チェストハーネスは必要です(チョット工夫すればギアスリングで作ることもできます)。冬用としては軽くシンプルなものがいいです。夏と異なり、ハーネスにヌンキャクとかシュリンゲを掛けてはいけません。アイゼンに引っかけ易いです。
    ★ザックは壁の中で担いだり降ろしたりするためにセルフ用のシュリンゲをつけておくこと。ザックを一度落としたことがあります。一個のシュリンゲの工夫をそれからはするようになりました。(墜ちて見えなくなったのは「私のザック」落としたのはパートナーでした)
    ★ハーケン用の打ち込み兼回収専用のヌンチャクをつくっておくとハーケンを落としません(テープの部分がテントポールのゴム紐が良いように思います)。
    ★ ハンマーホルスターをザック・チェストハーネス・安全ベルトにつけておくと便利です。(出し入れしやすい物をえらぶこと)

    第┃ 14┃回┃「重さ」(2000/12/18)
    色んな食べ物を「山」で食べるって本当に美味しいですね・・・楽しむという為に「重い」思いをする「山」も有ります。そうした楽しみ方は別なときに譲るとして、此処では「重さ」について、考えてみたいと思います。私自身は体力はない方だと自覚しています。「重さ」は敵!!と何時も感じています。

    山では尊敬している「O」さんの事を紹介します。中学生?の娘が入浴しているのを覗いて「すっかり大人になったなーと」感激し?、娘に「お父さんのH!!」と言われてしまう人ですが・・・朝は4時頃には起きてマラソン・・・、夜9時頃電話すると「お父さんはもう寝ました」と息子が答えます。月に一回は絶食・断水をし、もちろん通常のトレーニング・仕事をこなしながらです・・・「(体が)どの位までなら大丈夫」という事を理解し、(食料が足りない等)リスクが有ってもそれを克服できるので彼の荷物は軽いです。(登攀だと「ガチャ」が重くて「食料」を削るしかなくなるのですが・・・)通常のコースタイムが1時間で有れば30分位でこなしてしまいます。人が2日掛かるところは1日で済みますから重さが全然違います。かって冬の穂高に一緒に行ったとき(滝谷出会いから入り前穂高Dフェース〜北壁経由)北尾根の3・4峰のコルから一日で東京まで戻ってきました。彼の場合は「体質改善」による「重さ」の解決です。

    山の店に行くと、ピッケルケース・プロテクター等色々売っています。有れば「便利」という物が所狭しと売っていて「あ、此は便利・優れ物」とついつい買ってしまいます。しかし、山ですから「便利な物」を担いでしまわなければなりません。本当に必要な物かよく考えてみましょう・・・

    町ではピッケルケース・プロテクター等は必要だと思います。でも、一度入山したら「邪魔」ですし「喪失」しやすいものです(良く拾います)、山中ではむしろ着けていけない物だと思います。

    アイゼンケースは重く嵩張ります、私は会社等で使っている「国際郵便」用の「封筒」使っています。コーキングしていて破れず長く使えます。当然「尖り物ガチャ」袋としても使っています。料金はただです。(宅急便の袋もなかなか良い物もあります)また、ピッケル(石突き・ピック)プロテクターはガムテープですましています。ガムテープは色々使えますから必ず持っていきます(1メートル位を丸めておけば半年位は十分持ちます)、あと針金は応急処理用等に持っていきます。

    併用して使える物を持っていくようにしましょう。(例えばアプローチ用の帽子・行動中の帽子・目出帽・耳当て・フェースマスク等有りますが目的の山行によって選別をしないといけないと思います)みなさんも色々工夫していると思います。よろしかったら教えてください。

    第┃ 24┃回┃「ひな祭」(2001/2 /27 )
    ☆まる一日飲み食いが出来ないことがあります、トレーニングとして絶食(水も含む)は有効だと思います(Dフェース都立大→北壁→Aフェース一日で93/12)

    第┃ 63┃回┃ 「冬の準備」(2001/11/15) 
    ●質問
    >シュラフカバーについてお聞きします。"昴"ニュースで穂高前補北尾根で遭難の件があった時の持ち物の中で、二人は、「エントラント」のような物で、これは中が濡れます。・・・・これはどういうものですか?
    エントラントは知っていますか?アウターレイヤードの内側にコーチング(塗った)物です。それ故に嵩張らないと言う利点があるのですが・・・穴が小さいので、ゴアほどは通気性がよくないがコストが安いです。バイク用の服などはゴアだと風圧と毛細血管現象で結構濡れるのですがエントラントだと大丈夫です。

    >あと一人は、ゴアだけれど裏地が起毛のモンベルのものは、濡れるとよくないと、ありました。必要だったら、ゴアの薄手を買わないとならないですが。・・
    起毛している部分はそれ自体は吸水性は無くても、保水性があるので、乾かないと言うことです。チョト「感じている」ことがあります・・・参考になるか良くわからないのですが、ゴアなんかでも2レイヤード3レイャードと言う物があります。(ゴアレイヤードは薄い膜でそれ自体は強度が無いので製品としては)ゴアレイヤードをサンドイッチして布を作ります。(同じゴアでも使用する素材;アウターレイヤード・インナーレイヤードが重要に感じます。ICI石井スポーツオリジナルのゴアシュラフカバーとカモシカのオリジナルのシュラフカバーを使ったときにカモシカの方が使用感が良かったのですがこれはインナーレイヤードかレイヤードをくっつける接着剤の違いだと思いました。3レイヤードの物)あまり痛まないシュラフカバーなどの場合、内側のインナーレイャードを省いて2レイヤードにした物を使ったことがあります。(使用したのは「カモシカ」のオリジナル)白いゴアレイヤードがむき出しになていてバッキングもシュラフを入れた状態でします。何故か「エントラント」と一緒の様な使用感になったので驚きました。多分・・・そう言うデター(使用感)のためと耐久性のためインナーレイヤードにメシュが付けられてきたのかなと思っています・・・(シュラフカバーではメシュの物はみあたらず)
    なお、現在薄くできる第4?世代の「ゴア」がでています。価格も高いのですが品物(製品)によって第三世代の現ゴアとニューゴアの使用を使い分けているようです。(長所と短所)まだ使っていなくて分かりません。すみません
    >最近、ハンマーホルスターを2個買いました。がシットハーネスではなく、>チェストハーネスにつけるんですね。 
    いいえ、色んな付け方があります・・・ザックに付ける人もいます。大切なのは使用する形態(アイスクライミングとか荷物を持って登攀をするとか)と言うことを考えてつけることです。それとホルスターの穴の形によっては外れやすいとか・スポ抜けるとかあります(特に「無雪期」用のハンマー)。ので工夫が必要な場合もあります。

    第┃ 66┃回┃ 「冬」(2001/11/27) 
    八ガ岳に11月の連休に行きました。壁は真っ黒で鉱泉でも雪はありませんでした。氷は裏同心ルンゼ位でしか出来ないようです。ジョーゴ沢は氷が甘いという事でした。寒いのでこのままドカ雪が来なければ氷のルートは最高だと思います。
    ●質問
    > 手袋ーについてお聞きします。
    お勧めはICIオリジナルで二千円位の物又はもう一つ上の物で「HELLAS」と言うのがあります(私は、手のサイズMですが、8ハーフを買っています)脱脂していなくて暖かいです石井で「定価4600円売値4140円」でした。

    第┃ 71┃回┃ 「師走」(2001/12/7) 
    ●第63回 「冬の準備」(2001/11/15)の質問「シュラフカバーについて・・・」
    の中の「現在薄くできる第4?世代の「ゴア」がでています。価格も高いのですが品物(製品)によって第三世代の現ゴアとニューゴアの使用を使い分けているようです。(長所と短所)まだ使っていなくて分かりません。」の訂正です。
    新ゴアは昨年夏に発売されています。見分けがつきませんが、・透湿性が以前の1.5倍になり(ジャージと同じ位の性能)・しなやかになっているという大きな違いがあります。値段も2〜3割高くなっています。又3レイヤードが基本ですが、2レイヤードの「ベトツキ感」を解消した「ゴア・パックライト」という製品が出ているそうです。2レイヤードのゴア部分を「耐久性」を高める工夫と「ドッド加工」(ゴア・フィルムを点状に加工している)しているのですがウーン耐久性は大丈夫でしょうか?今度購入してみようと思っています。(お金が有るときですが・・・)

    第┃ 72┃回┃ 「山だより」(2001/12/10) 
    ●「氷」は暖寒を繰り返しながら発達します。発達しきれない内に「大雪」が降ると氷柱の部分が悪くなります。色んな山便りを聞くとどうもそんな感じを(未発達)受けます。

    第┃ 84┃回┃ 「山は冬」(2002/2/10) 
    ●(質問)冬山(縦走)をやってみたいです。履くのが大変だけど、暖かいプラブーツも気になるのですが・・・紐を縛りやすいプラブーツがあれば良いなのですが・・・
    私:革靴が良い皮が手に入らなくなりコストが掛かると言うことでコストを下げるためにプラスチックの「靴」が出てきましたが・・・暖かく、手入れが不要等良いことだけでなく、プラスチックが「親水性」で耐久性が限られていることが判明して(破損事例)、踵が浮いて「登攀」には向かない、暖かく「蒸れ」るという事で逆に濡れて寒くなりやすく、凍傷にも成りやすいことがデーターとして指摘されています。そのためにメカーも此処2〜3年、改良した「革靴」を発売しています・・・革靴は足に馴染んできます、登攀にはプラ靴より踵が浮かないので革靴の方を勧めます。ただし、ワンタッチアイゼンに対応していることは必要ですが・・・

    第┃ 85┃回┃ 「冬ヤマ」(2002/2/19) 
    ●暖かいプラブーツ
    プラブーツの話し、納得してます。数年前、スキー靴のプラブーツが滑降中に突然壊れたんです。それから、登山靴には絶対プラブブーツは履くまいと決めてましたが、周りから、時代遅れ呼ばわりされて少しめげてましたしかし、冬山でプラブーツが壊れたらどんな事になるか、想像したらとても心配ですよ、3-4年毎に買い替えればと言いますが革と違って外見は痛みが見当たらないのです、経年変化が気付かないそれをポイっと捨てられますか、4-5年後に何かが起るなと思ってました(S)

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■31 / 親記事)  アイゼントレーニング
□投稿者/ オジサン -(2002/04/19(Fri) 07:38:52)
    第┃4┃回┃「「アイゼンとアイゼンワーク」(2000/11/25)
    一般的には靴と相性のいいアイゼンが前提です。アイゼンバンドを締めなくても、ワンタッチをしなくても靴を持ち上げたときに靴からアイゼンが離れない様に工夫が必要です。(靴側をナイフで削るとか、アイゼン側をテーピングで巻くとかしてガタツキがないようにする事です)アイゼンの好みは個人差が結構あります。一般的でないかもしれませんが私の好みで話しますので参考にして下さい。なお、出っ歯アイゼン前提の話ですが、アイゼンワークのための簡単な岩登りのトレーニングは簡単な岩稜歩きでも役に立ちますから、冬が始まる前に必ずおこないましょう。

    アイゼンは「目で(スタンスを)拾い、爪で立ち込みます」

    決して足や爪でスタンスを探したりしてはいけません。「爪で立つ」ので、基本は一本の「爪」です。(歩きづらいですが、「爪で立つ」には一本アイゼン=モノポイントの方が機能的です)フロントが二本ある場合、傾斜が緩い場合、フロント内側の爪で立ちます。傾斜がきつくなるとフロント外側の爪でも立つようになります。また、内側のセカンドの爪でも立ちます。フロントの二本歯と内側セカンド爪、この三つの「爪」がアイゼンの命です。この三本にマニュキュアの様にカラーペインキングして・・・どの爪で立っているのかを自覚しながら練習をする必要があります。慣れてくるとフロント内側の爪とセカンド内側の爪とで「ピンチ(挟む)」やフロント爪の「フリクション」もできるようになります。
    どんなアイゼンが良いのか?・・・
    フロントの爪で立つときセカンドの爪がマカールリキッドの様に前に出ている物は(通常「氷壁用」と言われている物は大体これになります)不向きです。セカンドが出ているので踵を下げるとセカンドをテコにしてフロントが外れやすい。又、私はフロント歯が長い物を好みます。短い方がふくらはぎが疲れないから岩登りに良いと言われますが、上から登山靴の頭越しに目で爪を確認する場合爪が長い方が楽です、脹ら脛は「膝をチョト壁につける」テクニックを覚えると楽になります。(いずれにせよ使っていると短くなりますからあえて短いモノを選ぶ必要はないと思います)。内側セカンドの爪が真上から見たときに見える物(昔のシャルレのアイゼンがそうですが残念ながら最近は昔ほど横に出ていません)は使いやすいです、ただしこうしたタイプは歩くときに横に出ているのでズボンの内側を引っかけやすいです。

    アイゼン爪を研ぐ時、スタンスの面に当たる下の部分が丸いと滑ります。でも間違っても厚みを薄くするように削ってはいけません。

    第┃ 57┃回┃ 「秋 紅葉のクライミング」(2001/10/24) 
    後一ヶ月半で・・・すぐ冬が始まります。12月初旬に一本落とすには始めるのが遅くなりましたが「アイゼンワーク」を行います。アイゼントレーニングは「日和田」からです。毎年、「アイゼン」は本当にここから始めるという感じですね・・・装備・道具(登山靴・アイゼン・チェストハーネス・冬用ハーネス・実際に使用する手袋・軍手×2・ピッケル・バイルを持参して下さい。)の点検、段々レベルを上げていきます。岩場の岩稜歩きから登攀までの基本になる「アイゼンワーク」は、実際にトレーニングする回数が少ないため(ラバソールを履いている回数と比べてください。)とてつもなく難しく感じます。でも、最初の一歩は何時も大変ですが「集中」して行うことにより自分のものになります。さらに「人工壁」でトレーニングしている人は「ボルダー」で「軍手」を付けてやってみることを勧めます。

    第┃ 60┃回┃ 「冬の足音」その2(2001/11/6) 
    11月3日土曜日は八ガ岳でも雪が降ったそうです。
    以下、感想。 ( O記 )
    10月28日(日)に日和田山に行き、雪も氷も無い所、それも岩場でのアイゼン、情況が想像出来ず、非常に不安なまま参加してみました。クライミング用のピッケルやアイゼンは、縦走用の物とは、先端刃の付き方が違うを始めて知りました。(※先端がポジィとネガの二種類がありますが「岩」の場合ネガでないといけないです)アイゼンでの岩の乗り方、片歯で乗って、もう片歯でバランスを取るのは非常に難しかったです。靴が大きめなので、前歯に乗ると踵が浮いてしまいました。靴下を1枚しか履いていなかったせいもあるのですが。。。。。(※プラ靴の場合靴下一枚が当たり前のように思いますし、二枚も重ねると大きいと思いますが・・・)

    冬山用の靴は、厚手の靴下を重ねるので、靴はやや大きめ、と思ってましたが、縦走用とクライミング用は区別した方が良いのでしょうか。(※区別するする必要があります・・・踵が浮くなんてクライミングを難しくします)それと、私のは固定アイゼンなのですが、皆のアイゼンはベルトで締めるタイプでしたベルトの方が良いのでしょうか?。(※私はワンタッチを使用しています、靴にピッタリすればいいです、靴底がしなる物はクライミングに向きませんしワンタッチに不向きです)先生のビレイの時には、バランスを崩して尻餅をついてしまいました。ロープを放すことが無くて良かったです。(※知りませんでした良かったです。ボティビレーはセルフビレーを作ってからしましょうね)
    ホールドの掴み方は滅茶苦茶だし、筋力不足で身体は持ちあがらないし、、、、道具の心配をする前にやらねばならない事があるな、と反省しながら帰路につきました。とても楽しい1日でした。(※は私記入)

    第┃ 61┃回┃ 「冬の足音」その3(2001/11/7) 
    11月3日つづら岩にてアイゼン・クライミングを行いました。途中からあいにくの雨でしたが夕方まで頑張りました。

    以下、感想。 ( H記 )
    > アイゼン、手袋をはめての岩上りは、緊張しました。(その緊張感がいいんですが)手袋のこと・・・すごく大切だということわかった気がします。あれより厚いと、岩の感触が難しくなる・・・オーバー手袋は薄めのミトンですね。あの感触がとれなかったら、登る気がしません。

    二種類のトレーニングが必要です。「毛手袋」と「薄手袋+オバー手袋(ミトン型)」です。前者は言うまでもないことですが、後者は「風」「融水」対策です。いい手袋(の品物)が無くなっていますね。最低、一日三個位は必要です。5個ぐらい用意していただきたいのですが・・・ゴム紐を付けるのを忘れないで、脱脂していない物で厚くなく(「ハンガロテックス」は岩登りに使えません)縮みますのでツーサイズ位大きい物が良いのですが・・その代わり直ぐには「使い物」になりません・・

    > 何本か登っているうちに、内側一本で立つ場面が実際出てきたり、セカンドとはさむということもあって、教えていただいてよかったです。まだセカンドだけで立つということが、できてなかったなと思います。 

    アイゼンのフロント歯とセカンド歯のコンビーネーションはアイゼンの「種類」等に左右されます。が・・・基本は・フロント歯一本・セカンド歯一本・フロントとセカンドでピンチ(挟む)この3通りがアイゼンの基本動作です。

    > 23日から連休の八ヶ岳ですが、大同心に行ってみたいなどと言いましたがなんだか怖くなってあまり行きたくない気がしてきています。先日は、雪がなかった、けれど雪つきの傾斜ある岩に手袋、アイゼンで登るのは今の私には、まだ無理ではないかと不安がつのっているんです。寒さ、冷たさが加わって体が固まり状態になるでしょうし・・・・Nさん、やっぱり怖いですよ。雪つき岩のゲレンデ練習ってないでしょうか。

    アイゼンのトレーニングはやればやるほど身に付きます。フラットソールの回数と比べて圧倒的に少ないのが皆さんの現状だと思います。それ故の不安はよくわかります。さらに、雪が付いた岩場は「雪払い」と言うしんどい作業があります。手袋の消耗は激しいです(手袋の個数が多いのはそのためです)し濡れます。(上越のようにドカ雪の降る谷川などは特にしんどいです)八が岳は雪は少ないですが、風が冷たくて・・・体感感覚は実際よりも寒く感じますし、体が固くなりますね(羽毛の軽い嵩張らないベストは「クライミング」に使えますよ)・・・「小同心」あたりで様子を見てみます?実際に山に行くと「衣服」「装備」等指導できるのではと思います。大切なことなのですが、寒さに体を慣らすことが必要だと思います。23日から連休の八ヶ岳、「岩」だけでなく「岩稜」「氷」等もやりたいと思っています。参加していただいてステップを積み上げていただけると良いなと思っています。

    > 手袋ですが、丁寧に洗ったのですが、きれいにならなくて不満足なんです。

    綺麗にならなくて良いですよ。丁寧に洗うと「脂」が取れてしまい「軍手」になってしまいます。水で押し洗いが全てです。

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■32 / 親記事)  クライミングの面白さ多様さ
□投稿者/ オジサン -(2002/04/19(Fri) 07:41:55)
    第┃ 49┃回┃第二の「小川山」(2001/ 8/9 )
    瑞牆に行き、噂で聞いていた2001「植樹祭」を実際にこの目で見てきました、森が一つ無くなってしまっていて、唖然としました。天皇の植林のために自然が破壊されたことに悲しみを覚え、「自然保護団体」の無抵抗を憂慮します。皮肉なことに小川山の廻り目平の様な駐車場が出現し、奥深い森の陰に隠れていた岩場が出現し・・・最短15分で手着かずの岩場にたどり着けます。開拓で行ったのですがめぼしい岩場だけでも6個有ります、左奥のサイコロ岩(駐車場から見える)が乗っかっている主峰はまだ誰も手を付けていなくてザイルスケールで4〜6Pは有ると思われます(C・C"昴"会員が後で登ってきました。)・・・
    一番手前の岩場だけはビッグウオールの堤氏が人工の練習で手を付けたと聞きました。後、RCCボルトのエイドルートが一本有ります。その他は手付かずです・・・これから開拓がされていくと思いますが・・・ここが第二の「小川山」の予感を感じました。

    第┃ 51┃回┃「クライミングの面白さ・多様さ」(2001/9/3)     
    岩登りらしいものを初めて体験したのは「三つ峠」だったかもしれません・・・無我夢中でフローして気がついてみると全身傷だらけ、腕時計をしていたのですがガラス面が壊れていました。(三つ峠は内面登攀があるので全身傷だらけ・・・になりやすいようです)岩登りの基本的なムーブは「木登り」のような気がしました。
    初期のフリークライミングは「クラッククライミング」でした。自然の中の壁の弱点(クラック)を攀るというのはグランドアップ(地面から上に)で登ることが当たり前で、それは何処か「ビッグウォール」を意識したものだったように感じました。
    城ヶ崎のファミリーエリアで当時フリークライミングを引っ張っていたチーム「イカロス」の手ほどきで「クラック」を教えてもらった時は、あまり紹介されていなかったと言うこともありそのテクニックの取得に夢中になりました。
    「クラックテクニック」は木登りと違うね、傷だらけの手と腕の傷が教えてくれました。
    故谷口君(カラコルムでソロクライミング中に墜死)からは「でっかい壁」を下から見たらクラックと思ったところも実際に言ってみるとワイドクラックだから・・・と瑞牆の不動に通い「ワイドクラック」テクニックの新鮮さ・必要性を自覚させられました。
    岩登りは登れば攀るほど奥が深いと共に多様です・・・
    今風のグレードを追い求める(ムーブに専念できるので必然的にボルトルート・・・スラブ・フェース。現在はムーブその物を追求するボルダー)事とは別に、クライミングの面白さ・多様さは忘れていた「岩登りのワイルドな感覚」、畏れ・闘争心・高みへの希望を味わうことが出来ます。「クラック」のテクニックはコツを掴めばこれほど応用が効くのは言うまでも有りません。カミング・ジャミング・ボトリングのテクニックです。トライしてみませんか。

    第┃ 46┃回┃「夏山シーズン」の幕開けです(2001/7/3)
    梅雨の真っ只中ですが、いかがお過ごしでしょうか。今にも涙を流しそうな空・・・蒸し暑さを強調するだけの天気・・・。この時期は心身ともに天候に左右されがちですね。雨は万物を潤し、生命の源の水をはぐくむという梅雨の最盛期ですが、先週末には富士山の山開き、早くも夏山シーズンの幕開けです。イワカガミ、ワタスゲ、チングルマなど高山植物が何色にも重なった緑の深山に可憐な彩りを添え、カッコウ、キツツキなどの澄んだ鳴き声が空高く木霊し、夏休みも近い。先週は奥多摩の中川流域「逆川」に行きました。人工壁では決して味わえない世界です。
    涼しいと言うよりも寒かったですね・・・

    第┃ 57┃回┃ 「秋 紅葉のクライミング」(2001/10/24) 
    10月27●人工壁に通っていると指や関節が痛くなりますね「解決方法」を聞かれました。
    アイシングて知っています?
    疲れた筋肉を冷やすと良くなる理由についてですが、筋肉は使うことにより熱を持ちます。その熱を早く冷ます為に意識的に冷やす事が早く筋肉疲労の回復を手助けになるからです。どうして疲労回復が早くなるかといいますと、冷やす事により筋肉が縮み血管を圧迫し血行がが悪くなります。そこに自然治癒能力が活発に働き、治そうと脳が活発に動きだす為です。ただ、冷えた状態で筋肉を使えば長持ちするかといえば、これは筋肉が縮んだ状態なので筋肉に負荷をかけるのはよくありません。あくまでも熱をもった筋肉を冷やすというのみにおいてだそうです。

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■34 / 親記事)  フリークライミング
□投稿者/ オジサン -(2002/04/25(Thu) 21:08:55)
    第┃ 57┃回┃ 「秋 紅葉のクライミング」(2001/10/24) 
    28日伊豆「城山」 以下、感想。 ( N 記)
    城山に行きました。この間は丸山に行きそびれたので、楽しみでした。車窓から見えた城山の岩壁は大きく、登りがいがありそうだった。南壁下に着くと、4人位の家族連れが下部のルートを登っていて、明るく、のんびりした雰囲気で、奥多摩なんかの陰鬱な岩場とだいぶ違っていて、よかった。まずナイン位のルートをリードしてみた。
    最初2本ぐらいはミシンをふみながらも登れた。3本目で墜ちてしまった。次のホールドがみつからないと、どうしても足がいうことをきかず、がたがたなってしまう。頭では落ち着こうとしても本心では怖がってしまう。どうしたらいいのかわからず、なんとなく終了点まで登る。慣れが足りないのでしょうか、怖がりなのでしょうか?一緒に行ったSさんは何事もなく登ってしまった。情けなかった。次にNさんのリードでマルチピッチをやる。Nさんはとても板についた登り方をする。セカンドで自分が登る。わずかにハングしたところがあり、おもしろかった。ビレイポイントまで着くと、こんどは自分がSさんをビレイする。絶壁で下を向いてビレイするのは始めてでいい気分だった。ATCを普段とは逆さまにしてロープを上から下に引いて確保する。はたしてこんなので墜落を止められるのかな?と思ったけれども、片手の引っ張る力だけでとめられ、感心した。摩擦の力はすごい。ただ、下から登ってくる人がどうしても登れなかったらどうするのでしょうか。下のビレイポイントまでまっすぐおりれないときは?自分はどうやっておりるの?残った中間支点の回収は?ちょっと疑問に思いました。(注:どうしても登れない場合は下のテラスまで降ろします。後は懸垂をセットすることになります。なお、斜めに降りることは出来ません。どうしても斜めに降りるときはランナーを掛けながら降りることになります。)次のピッチ、SさんのビレイでNさんのリード。ずっと上をむいていると、あくびがでてしまい、眠くなる。時々、地上数十メートルということを忘れてしまう。集中力が続かない。トップで登っている人はひやひやしているのはわかっているけれども、だべったりしてしまう。心構えがなっていない。もうちょっとびしっと言ってくれるとありがたかった。このような意識のトレーニングは案外難しい。自分は時々ぼさっとしているで、慣れるにつれ、なにか致命的なミスをやらかしそうで、考えものだ。
    セカンドで自分が登る。さきほどよりも大きなハングがあり、乗り越しに苦労する。2、3度ぶらさがってしまう。どれぐらいのホールドならがまんできるのかまだわからず、試行錯誤。パズルみたいだ。なんとか乗り越してNさんの所に着く。じつにおもしろかった。夕闇迫るなか、Sさんも登り着く。途中、別のパーティが落石を起こす。Sさんのそばを石が墜ちていく。上から見るとなんてことないが、Sさんはひやひやものだ。起こしたパーティは謝りもしない。最後はロープを2本つないで懸垂下降でおりる。シューズがきついのか、足がじんじんして早くおりたかった。降りると、エイト環があつあつになっていた。何回も懸垂をくり返すときはたいへんだ。
    ロープは熱で伸びたりしないのかしら。辺りは暗くなっていた。ヘッドランプをつけて下山する。マルチピッチは思いのほか時間がかかる。丸山に3日かかったというのも納得できた。次の日、上半身が疲労していた。腹筋が筋肉痛になった。クライミングは思っていたよりも疲れる。ひとつひとつの動作に大きな力を使う。平山ユージはすごいと思った。ぜひまたマルチピッチをやりたいと思った。ひさしぶりにわくわくした。

    第┃ 58┃回┃ 「秋 紅葉のクライミング」その2(2001/10/25) 
    10月27〜29日 紅葉のクライミングを行いました。
    28日伊豆「城山」 フリーとアルパイン中間点・主にリードの練習にポイント
    を置きました
    29日湯河原「幕岩」 フリークライミングのことを中心に

    以下、感想。 ( S 記 )
    20〜22日に岩巡りに行きました。遅い朝を迎え、朝食をとっている所にNさんと合流。公園の駐車場から見る城山は、白くてとっても大きくワクワクしました。実際に行ってみると、新しく輝いているピンで整備され、1日目のような不安はなく、楽しく遊べそうな印象を受けました。フリクションが利きそうな岩なので、まだ半信半疑な靴の性能を信じることを自分なりの今日の目標(?)にしました。そこに「リードをやってみる?」というNさんの天使のお誘いがあり、クリップの仕方、最後のロープの掛替えetc.教えてもらいながら、ヌンチャクは既に掛かっている状態で初めてのリードの練習。緊張感が足りないのか、作業は増えるけれど、トップロープの時とあまり変わらない感覚でした。最後にマルチピッチの練習でテラスで待機している際、小さな落石が擦れ、一瞬何が起こったのか分かりませんでしたが、身近に感じる音を聞いた時、ちょっとゾッとしました。と同時に運が良かったと思いました。1日中、新しい靴を履いていたので、最後の懸垂は早く降りて靴を脱ぎたい一心なのに、距離が長いためか上手くロープが滑ってくれず、とても長く感じました。ゲレンデ自体は面白かったので、また来たいです。そんな場所にレジャーシートとお弁当を持って登りにきている地元の人がちょっと羨ましかったです。
    3日目の幕岩は、難しくて痛いけど楽しい良く分からない岩でした。見ていると登りたいと思い、実際に登っていると岩が痛くて我慢比べの状態になり、意識して集中してホールドを探すという感じで、ちょっとした横移動もできず惨敗でした。3日間の中で一番難しかった(分からなかった?)です。天気が崩れてきたので早めに上がり、駐車場に戻ってきた時に本降りになったので、Nさんの判断(感?)は素晴らしいと改めて思いました。今回のテーマは、"色々な岩場を楽しむ"ということでしたが、始めたばかりの私にとっては覚えることが多く、とても勉強になりました。また、毎日良く食べ、頭を使って運動し、心地良い疲れで眠りに就く。この3日間の岩登り三昧、本当に楽しかったです。

    第┃ 69┃回┃ 「冬3」(2001/12/3) 
    ●11月26日、城ヶ埼(フナムシロック)に行ってきました。微かな波しぶきを感じながら、講習会はテーピングの巻き方から始まり、手の使い方、クラックの説明と続きました。クラックは初めてなのでNさんの登り方を参考にしようと思っていたのですが、クラックに対して正面にいるので何も見えず、人それぞれサイズが違うのでホールドも違い、感覚もつかめず、たった5mで何度も落ちてしまいました。再チャレンジは試行錯誤しながらも何とか登れたので、3回目はトップロープでランナーをセットする練習をしました。結果、セットして問題なかったランナーは半分。クラックを登るだけでも難しいのに、ホールドを確保しながらランナーをセットするのは想像以上に難しく、パワーのいる作業でした。次にワイドクラック。どう登って良いか全然分からず・・・講習が終わった時、手と足に痣ができ、全身筋肉痛。今までのクライミングで一番ハードな1日となりました。クラックは私の岩登りのイメージとは全く異なり、新しいスポーツをした感じで楽しかったです。( S記)

    第┃ 94┃回┃「春」(2002/4/17)            
    ●今月、6日と13日(土)に3、4年ぶりに湯河原幕岩を楽しみました。二回とも「正面壁」でしたが、全体にクライマーが少ないように感じました。
    6日  「_*7ルート」5.9 「_bP」10.a 「樵ハング」10d
    13日 「_*3ルート」5.9 「小ハング左凹角ルート」5.9?
        「小ハング左凹角ルート」10.c
        「ドゥービーコーナー」10.c  など
    クラックとスラブのミックスルート中心に登りました。ミックスだから少々ごまかし?がきいたのですがクラックだけで上がるルートは、とてもまだ駄目ですね。少し感じがつかめたかなーというところです。Nさんの岩講習会は、人の登り方は参考にしますが、各々の登り方があっていいということで、あまり細かいことは言われない。それより登る人、ビレイヤーお互いの安全確認を決しておざなりにしてはいけないという指導強化です。(当たり前といえばそうですが)
    終了点の確認とビレイヤーとの意思確認の上のテンションの掛けかた、また確認が完全にできない場合などなど、・・・どれも当たり前のことですが・・・安全重要視です。慣れてくるとそういったことがつい甘くなってくるのが人間です。教えていただいたことが習慣になるよう、しばらく意識をしていきたいと思います。
    幕岩は、はや新芽の緑が美しく、公園の石楠花も見事でした。久し振りの岩でした。 (H)

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■35 / 親記事)  アルパインルート(2003.6.1更新)
□投稿者/ オジサン -(2002/04/25(Thu) 21:10:10)
    第┃ 50┃回┃「秋の予定」(2001/ 8/24)
    此からの時期は無雪期では一番充実したときですので十分な基礎が出来ている人は色々なバリエーションの企画を実現するときです。自分の日程と希望の山域・ルート有ればお知らせください。
    お勧めは6大「ビッグウォール」谷川岳「烏帽子岩/衝立岩/幽の沢」・唐沢岳「幕岩」・明星山「南壁」・穂高「屏風岩」・甲斐駒岳「赤石沢奥壁/Aフランケ」・奥鐘山「西壁」です。後、錫杖岳もおもしろいです。
    いわゆる谷川岳は説明はいらないと思います。唐沢岳幕岩は新潟地震で出来た大ハングが有名です・・・「日本式」A3というのは此処ぐらいですね。屋根状の庇です。「屏風岩」と甲斐駒は説明はいらないと思います。奥鐘山「西壁」は日本で一番でっかい壁です。下部岸壁だけが登攀対象ですが取り付きの黒部川から上り始めて下部岩壁の終了点辺りが水平道と同じ高さです。途中どのルートを辿っても3つのハング帯を突破しなければ行けません「力」とスピードそして、なによりも登り切るんだという強い意志が必要です。明星山「南壁」は石灰岩です・・・立っているので結構悪い「人工」ですが、それらをフリーで攀るのは他の岩場とはチット勝手が違い難しいです。勿論、どの「壁」にも入門・好ルートは有ります。標高が低いので11月の上旬まで登れるのが明星山「南壁」・奥鐘山「西壁」です。錫杖はおもしろいです。関西の人の「谷川岳」という位置づけですね。登山口は無料の「露天風呂」があり、アプローチもわかりやすいです。無雪期のバリエーションは11月上旬位が終わりですね・・・

    第┃ 58┃回┃ 「秋 紅葉のクライミング」その2(2001/10/25) 
    10月27〜29日 紅葉のクライミングを行いました。
    27日越沢バットレス アルパインの事を中心に

    以下、感想。 ( S 記 )
    20〜22日に岩巡りに行きました。本で見た限りでは、何処も初心者の私が登れそうなところがなく、また日頃運動不足なので行く前からとっても不安なスタートでした。初日、朝早くて眠い私とは裏腹に天気は快晴。越沢バットレスまでのアプローチは、沢のせせらぎが清々しく、沢沿いのハイキングも楽しそうでした(登れなかったらここで遊ぼうと密かに思いつつ・・・)。「ここは本チャンぽいゲレンデ」と言われたけれど、本チャンもゲレンデもアルパインもフリーも区別がつかない私にはピンせず、さらに「目標10本!」と言われても、1本とは?どれくらいのペースで登れば10本になるの???とりあえず登ることにしました。まずはセルフビレイの取り方から始まり、懸垂下降時の確認事項etc.繰り返しその都度教えて下さったので、覚えるというより自然と身につく感じがして嬉しかったです。岩自体は砂(土)が多く、目に入ったりチョークをつけても滑ったり、支点も少なく錆びており、懸垂下降の時に草木と戯れたり。。。これがアルパイン!本チャンぽいゲレンデ?!(そう思って宜しいのでしょうか?)ゲレンデの一番下まで降りて来た時には暗くなり始めていたので、「もう1本登るか何か食べて降りるか?」と聞かれ、迷わず、もう1本!と思い登り始めたけど途中でタイムリミット。時間が短い。残念だけど、あと2日あるので遊びたい気持ちを抑え駐車場に戻りました。もう1本登るには、色々なセットや確認を確実に早くしなければと思いました。

    第┃ 128┃回┃ アルパインクライミング。(2003/5/6)
    ●★ゲレンデで覚えてほしい事そして注意事項★
    ☆マルチピッチにおけるトップとフォローの役割について 
    アルパインの場合、時間との戦いです・・・早く安全地帯に戻ることが(「安全」に確保すると同時に)必要です。
    トップは、落ちないこと・・・どんなに時間がかかろうと、必要なら「ボルト」を打っても安全にそのピッチをこなします。時間がかかって当たり前・・・
    セカンドがトップと同じ時間がかかるというのは許されません・・・セカンドの役割は如何に「早く」登るかと言うことです。パーティーでの役割分担を理解することです。
    ex:谷川岳「三スラ」(無雪期)を登っている途中、雨にたたられ登るしかない状態になりました。セカンドはゴボウです。ムーブの楽しみなどしていたら・・・(濡れたスラブに楽しみなど無いと思いますが・・・)ドーム下でビバーグですね・・・

    ☆ビレイヤーは支点がある時は支点確保、ない時はボディビレイでトップの確保をする。
    うーん・・・、すみません、単にめんどくさかったのでボディビレーしちゃいました。支点が無い場合は、確保支点を作ります。作った支点が悪い場合はセルフビレーにとどめて、私は「ボディ確保」にします。 以後、反省をします。ヘルメットもつけます。

    ☆お互いのハーネスの折り返し、ロープの結束、確保等をチェックする

    ☆トップはルート読みの後ロープの流れに注意をしながら支点にプロテクションを取りながら登る。その場合墜落時を考慮しなるべく多くの支点にプロテクションを取る。(振られ止め等フォローが登る時の状況も判断しながら)

    トップがすべてを決めます!! 必要とあれば多めに取ったり、大丈夫だと思えばランナウとすることもあります・・・私は、取れるときは取ります。(取れば取るほどもちろん時間が掛かりますのでこの辺は、経験が必要だと思います・・・私自身はプロテンションをとるという「安全の方」を選択することが多いです)ただ、トラバースのプロテンションは取らないとセカンドが「危険」になります。

    ☆リングボルトにはビナ掛けをする。スリングの直掛けはしないこと。

    日本製のボルトは二種類あります。RCCボルトは「スリングの直掛けはしないこと」、リングボルトはタイオフはやめるべきです。安全性の意味からと回収の時のタイムロスからです・・・

    ☆確保支点に着いたらまずメインザイルでセルフビレイ(セルフに体重を掛ける事)を取り、更にもう1ヶ所セルフ取り、ビレイ解除のコールをする。

    「更にもう1ヶ所セルフ取り」はなし、(トップは確保支点のチックをしないといけませんその上で初めて)メインザイルでセルフビレイし、「セルフに体重を掛ける事」は大切なことです。

    ☆コールが届かない場所の場合1本のロープが5m以上上がったらビレイ解除の意味とする。

    これは、意思疎通ができない場合の「裏技」です。片方のザイルだけ引っ張ると言うことは通常あり得ません・・・そういう意味で確保者に考えて貰うことで「解除」をわかって貰います・・・「5m」というのはケースバイケースですが短いと「解除」は考えないと思いますね・・・

    ☆確保支点(必ず2箇所以上支点から)を作り、ロープを手繰りあげ、支点に確保器をセットした後フォローにOKのコールをする。

    ザイルは長さがぴったりすることはありません・・・手繰り寄せは最後は一本ずつ手繰り寄せします。
    トップの「確保解除」コールとセカンドの「セルフビレー解除」を同時するようなフリー感覚は危険です。必ずトップの「登れ」コールまで「セルフビレー解除」をしないで下さい。

    ☆フォローはプロテクションの整理をしながら登り、確保支点に着いたらセルフを>取る。フォローは次のピッチはトップになるのでビレイヤーは確保器(ルベルソの場合)をセットし直しビレイする。

    「確保」の空白を防ぐことは必要です。

    ☆支点確保の場合ハーネスのビレイループにカラビナで(トップ側のロープを)1ターンして確保する。

    ☆ルート終了点に着いたらセルフを2箇所以上とりフォローの確保。

    セカンドが来てからトップも一緒に、ハーネスから「枝」を二本出して「セルフ」を作り、メインを外します。

    ☆フォローも着いたらセルフを取り懸垂下降点の確認、補強等をする。懸垂する場所、状況によってザイルを投げるのか流しながら降りるのかを決める。投げる場合は1本づつ末端処理しコール後投げる。流す場合は1本づつ束ねてギアラックに下げて下降する。
    流す場合も末端処理は必要です。

    ☆初めて懸垂する場所、夜間下降の場合は2本を一緒に末端処理し更に1m位上部でもう1箇所結び目を作る事。
    これは「登り返し」が出来やすくするための処置です。

    ☆下降器をセットし、マッシャーを使用するときは下降器の下側にセットしレッグループにカラビナで連結する。(マッシャーが長い時はスリングの両端を編み短くする)

    上につける場合もありますが、私は「下降器の下側」につけるようにしています。ザイルのねじれの関係です。

    ☆ハーネス、下降支点の確認、下降器のチェック後セルフを取りこれが下降時の「三つの確認」。
    回収側のロープに掛けて上部、下部を確認しながら懸垂下降する。これが下降中の「三つの確認」。上、前、下、確認。

    ☆二番目に降りる者はロープを軽く触っているようにする。(もしもの場合グリップビレイで止められる場合もあるので)

    はい、漫然と風景を見ていてはいけません(それにしても奥多摩の山の色は素敵でしたね・・・「春模様」と言うのでしょうか?!)。トップの下降の失敗・・・スッポ抜け等。

    ☆次の下降点に着いたらセルフを2箇所取りロープが回収出来るかどうかチェック後、2番手に合図し2番手も同様に下降する。以下同様の繰り返し。下降中ロープが絡まったりした場合は仮固定をしてから直す事。

    はい、仮固定が出来なければ致命的になりやすいです。仮固定が出来るかどうかは大切です。


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