山と登山技術

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■26 / inTopicNo.1)  「初めにゲレンデありき」
  
□投稿者/ オジサン -(2002/04/19(Fri) 06:49:42)
    第┃ 26┃回┃「初めにゲレンデありき」(2001/4/11 )
    ●生徒
    ▲ 講師

    ●(4)立ち木を支点にビレイするとき?
    ▲タイオフ等が必要な場合があります。
    ●(5)ボルト(・)にはリングボルトとRCCボルトが在りますが、RCCボルトにシュリンゲを掛ける場合注意が有りました。RCCボルトの形状を考えてシュリンゲをかけるやり方?
    ▲RCCボルトはエッジがたっていますのでシュリンゲを直接通すには不向きですが、懸垂の支点を作ったりする場合のやり方があります。リングボルト時もリングに直接セットしないで根本にあのやり方でやった方が良いです。特に下降用のシュリンゲのセットの時、そうすればリングのセットミス(打ち込み時角度を間違えてしまっているような場合)をカバー出来ます。
    ●2、懸垂下降をするときの必要なことは?
    ▲懸垂下降時は事故が起きやすいです。必ず三つの確認を手で指してしましょう。ハーネスの確認(折返し)・支点の確認・エイト環(下降機)の確認
    ●懸垂下降中の注意事項?
    ▲上と下の確認をして下さい。上の確認は忘れないでくださいね。
    ●(3)長い懸垂の注意事項?
    ▲セルフビレーはメインザイルが基本ですが・・・
    支点を連結しているポイントにセルフビレーを直接かけない場合は必ず二カ所から取ってください。懸垂下降する場合はテラスが悪いと上記の事が良くあります(ボルトに直接かけたりする事が有ります)・・・懸垂下降時でないときでも連結ポイントに直接かけない場合は、(支点が良くないような)古いルート・冬等長い懸垂の場合はセルフを二カ所から取ったが良いです。私自身の体験なのですが直接ボルトにセルフを取ってテンションしたところリングが伸びきって抜けたことがあります・・・この場合掛けたところのリングボルトのリングの部分が切れているにもかかわらずわからなかったのです。・・・運が悪い場合が有るのです。「セルフビレーはメインザイルが基本」という事を理解してください。ディジーチェーンはあくまでも補助でしか有りません。元々はエイド時のアックス(道具)の一つです。製造元のフォレストという会社が作ったのが始まりだったのですが、その先駆性は、会社が無くなってからようやく認められています。
    ●(4)先に降りた人は、下降点の支点にビナをつけロープを通しておくと良いのは何故?
    ▲ 懸垂支点にザイルをセットしトップが下降をしているときはセカンドは軽くセットされているザイルを押して下降の状態を察知して下さい。声が届かない場合でもわかります。懸垂下降は上から水を落としたように降りるのが自然なのですが・・・時々斜めに降りようとして振られてしまう方がいます。どうしても斜めに降りなければならないときは必ずランナーを取りながら降ります。最後にザイルが手元から離れてしまうことをさけるために上記のことが必要です。
    ●(5)懸垂時のザイルセットでの注意は?
    ▲懸垂下降を始めるとき、大きく言って二通りがあります。
    ・ザイルを投げない
    下に人がいる場合や傾斜が緩いときや引っかかりやすい場合は投げません。身体に振り分けでぶら下げて降ります。
    ・ザイルを投げる
    ザイルの投げ方が有ります、下の方の状態で空中に投げる場合と、流す場合があります。ザイルの末端がエイト環をすっぽ抜ける事故がありますので、末端を連結しないとき末端処置は「変形」八の字が良いです。ザイルの結合はヨーロッパ方式がこれから一般化になると思いますが、径の異なる場合はこうしています。なお、真っ暗なときの下降・登り返しが想定される場合はザイルの末端を連結した上1m以上に、もう一つ結びを作っておく必要があります。
    (注)・カラビナのグリップビレー
    カラビナにザイルを通し、手のひらで折り返してにじる・・・強くにじると止まり、弱いと流れる。(手袋を付けていることが前提です)
    ・ボルト(リング、RCC)
    ボルトの形。○「リング」か、顎のついた「RCC」(メカー名)が所謂本番では一般的です。

    第┃ 59┃回┃ 「冬の足音」その1(2001/10/31) 
    ●スリング強度実験
    (多人数でスリングを引っ張って切断されたときの強度を計った)
    a.. 2mm    シングル(ループではない)      39kg
    b.. 3mm    シングル            119kg
    c.. 3mm    ループ(ダブルフィッシャーマン)  400kgオーバー
    d.. 4mm    シングル           318kg
    e.. 4mm    ループ(フィッシャーマン)  318kg 
    f.. 6mm     シングル            532kg 
    g.. 6mm    ループ(フィッシャーマン)   740kgオーバー
    h.. 6mm(中古)シングル             309kg
    i.. 15mm(テープ・中古)ループ(ウォーターノット)483kg
    j.. ディジーチェーン              350kgで3つの縫目が裂ける 
    k.. *ループは全て結び目から切断された。
    ウォーターノット=リングベンド、テープ結び、ふじ結びの事。

    上記のデーターが労山の機関誌に載っていました。凄いデーターですね。エイドの為の「道具」として開発された物なのに「セルフ」用又はレスキュー用としてこの頃は使用されているディジーチェーンが3mmのループ(ダブルフィッシャーマン)よりも強度が落ちるというのは注目する必要があります。 

    第┃ 29┃回┃「初めにゲレンデありきーその4」(2001/4/23 )
    講習会に参加された方との会話等です
    ● B君 ▲私

    ●エイト環を落とさないための工夫など、いろいろありました。どれもまだスムーズにできず擬古地ない動作で、モタモタやっているところが多くて駄目ですね。
    ▲繰り返しおこなって身に付けることが大事ですね・・・
    ●ナッツやフレンズなどを購入していくにあたり教えてください。
    ▲エイリアンは#1・#2・#3(キャロメットのスモールサイズはエイリアンと同じサイズがありますが、座りが悪く外れやすいように感じます・・・エイリアンは「壊れ易い」のですが外れにくいです)、キャロメットは#0.5・#0.75・#1・#2、ナットはメカーは問いませんが同一メカーの物をフルセット(#1~#9)そろえた方が良いです。あと、「ローボール」#1・#2・#3辺りまでそろえると楽です。この辺をそろえておくと大体のことが出来ます。
    ●今まで、何気なくやっていたこと(懸垂でテラスに下りてきたところで、すぐエイト環のロープを少し緩めようとしたことなど。)、まず自己確保であること。教えていただきました。自分だけではできないなと、思ったことは、懸垂のときのロープをセットするところでしょうか。 
    ▲頑張ってください。今回はやり方を説明するにとどまっています・・・みなさんに(懸垂のセット)やってもらって覚えてもらうというところまで出来ませんでした。ぜひ今度やってもらいます。

    第┃ 30┃回┃「初めにゲレンデありきーその5」(2001/4/26 )
    講習会に参加された方の報告です
    ● C君 ▲私

    セルフビレー。トップの確保。制動確保。エイト環の変形チョンボかけ。ATCの限界?リングボルト支点の上手な利用法。ボルト打ち。懸垂下降。仮固定。ほか。
    ●15日越沢バットレス(セカンドです。) 本年最初の岩がいきなりのマルチピッチ。ヒーヒー言って登りました。4プラとか5マイナーだって。小さいですがハングも登りました。パンプが生きてる?本物の岩は怖いです。人工だとかなり気安く?落ちています?が、こちらは落ちると本当に痛そうで、高度もあるし、気合が違ってきますね。講師は登るのは回数をこなすうちに上手くなるよという人で、テラスごとにランナー支点の取り方、確保支点の取り方、制動ビレーの仕方、セルフビレーそして懸垂下降での諸注意・技術などの実戦講義でした。午前中に2本。午後からは3本でした。足下に散り遅れの桜を見てツツジ、かたくりの花?に満足。チーパーTWOシーター(車)はオープントップでたいへん気持ちの良いドライブ日和でもありました。隣席はザックとロープで色気が欠けてはおりましたが。
    学んだことの確認です。PART1
    きっちりとした支点が作れるようになること。(残置)ハーケン。(残置)ボルト。立木。ピナクル。フレンズ類。引かれる方向への対応。きちんとセルフビレーがとれること。確保をする時(メインロープ)とその他懸垂下降の時。きちんとランナー支点がつくれること。ダブルロープの振り分け。懸垂下降の前段。支点。三つの確認。末端結合。結合しないときの末端処理(ダブル8の字の端末はめこみ)。下が見えないとき、暗いときの上下二段の結び。流す。投げる。ぶら下げ。懸垂下降。上方と下方の両方面への注意。引き側へカラビナや結び。振られ防止のランナー支点。皮手袋。確保器。8環チョンボ掛け。制動確保。支点が危ないアルパインと落ちることを恐れない?フリークライムーの相違を理解しておくこと。まだ色々なことが頭の中を回っています。各アイテムに肢があり枝もありその一々に注意点や知恵があります。幾度も幾度も試して確認してやっとトップをあまり怖がらせない程度になったセカンドと言うところなのでしょう。基本を繰り返して身につける。道具であれ、技術であれイメージが描けるようになること。思わずため息がでそうなほどまだまだ先がありますね。ルートのイメージができるようになるなどいつのことやら。
    PART2。
    ランナーの掛け替え。3人で登るときセカンドは、ロープの流れや引きの方向などを考えてラストのロープのランナーを調整してやる。自分のロープのランナーも状況では全部回収しない。お互いが見えないルートでのロープによる合図など。ホイッスルを常時首からさげて携帯しておく。小ナイフも一緒に。片方のみを一定距離引くなど。懸垂のとき次の人はロープを軽く押してみる。緩んだときはテラス到着など懸垂中の状態を予想する。荷揚げシステム?Oさんと最後に登ったルート。なんとかの肩へ右の懸垂終了地点から登り右の滑り台の左のハングを直上したときのこと。(私はやや直上して行き詰まり左手の根っこを掴んでグレードを下げて登りました。)
    上のテラスではOさんが立木に固定支点で確保していましたが、Dさん?の体重を立木確保器からハーネスのカラビナで折り返し、さらにもう一回立木にカラビナの折り返し。Oさんは腕力でなく自分の体重を利用して引き上げてしまいました。これは3分の1(システム;吊り上げを行う時のやり方)ですか。懸垂支点。残置支点のシュリンゲ。耐えられると判断してそのまま使用するときでも回転させたりしておく。(ザイルとシュリンゲの擦れるところをずらす)実戦教室のインスボン、ヨセミテ。いつか挑戦してみたいですね。報告終わり

    第┃ 41┃回┃≪ 私の課題 ≫  (2001/6/14)
    先週は大学の山岳部の人を対象にした「講習会」を行いました。
    ●9日、10日の復習をします。
    9日
    ハーケンをうちました。岩の色々な部分をたたいて浮いている所を探しました。どっちなんだろう、という所がけっこうありました。岩を見たら叩きたくなりました。ハーケンをうったり、回収したりするには、あごの部分を有効に使うのがポイントでした。また、最低のアイスハーケンが沢などでは使い勝手がいいと知りました。名前はなんというのですか?
    ▲昴メールに書いています。リスらしい所に「釘」を打ち付ける感覚で使えるます「ICI/クロモリスパイラルハーケン(「MOTIZUKI」の名前で出ていることもあります)」
    ●ボルトをうちました。リングボルトです。1個350円だと寂しそうにおっしゃっていました。フリーのルートも登らせてくれると思っていたので、パンプしないようにうっていたら、ハンマーの違いがとてもよくわかりました。Nさんのハンマーはうち慣れればいくらでもうてそうでした。名前はなんというのですか?
    ▲ペッツル製です。リストループがあった方が疲れにくくていいですよ
    ●また、11ミリのボルトなんてたいへんでとてもうてそうにありませんでしたが、Nさんは、ここ一番のときはこれを使うとおっしゃていました。ここ一番のときとはどんなときですか?リングボルトではだめなのですか。
    ▲この頃は本ちゃんでもビレー用に打たれる事があります。前進用としてはフリーのルート以外はタブー視されていますが・・・ただしハンガー部分を回収することが有るのでそう言うルート(アメリカンエイドを意識したルートが大部分ですが)の場合はハンガーが必須です。リングはもちろん使われています。
    ●懸垂下降しました。ロープは末端を結びます。降りる前には3つの確認をします。支点の確認(目でみる)、エイト環の確認(ロープと、カラビナのロックも)、ハーネスのバックルの折り返しの確認、です。また、エイト環をセットするときは、カラビナかロープにくっついているようにして、落とさないようにします。(ロープをかけて、裏返します)降りていくときは、上方と下方、両方見て確認します。
    ▲支点の確認は目で見るだけだと不十分です。隠れたところ・・・例えばリングが切れている等ありますから手でいじって確認してください。

    ●10日
    まずNさんがトップで登り、次に僕がNさんと僕の後続のセカンドの両方に確保されながら、2本のロープをランナーにセットしながら登りました。2本を交差しないようにセットするのは難しく、Nさんに指示をうけながらでないと、うまくいきませんでした。今でもうまくやる自信がありません。また、下で確保している人間に緊張感が全く感じられず、ロープがとても重かったり、たるみすぎていたりと、怖かったです。
    ▲これはトップは確保者に注意を喚起するよう言わないと駄目ですね・・・
    緊張感がないのはトップロープのせいもあるのですが・・・どうしなければいけないのかわかっていないせいだと思います。ゲレンデといえども参加する人は緊張感を持続させないといけないと思います。
    ●次に、僕が下の2人を確保し、2人が同時に登りました。2人は登っていいよ、と言う前に登りだしてしまい、あせりました。無知は怖いです。2人を同時に確保するのは難しく、どちらかのロープはときどきたるんでしまいました。
    ▲これはセカンドにロープがたるんでいるときは登らないように注意し、又、そうしてもらわないといけません。
    ●次に役割を交代して、さっきセカンドだったB君がトップで登り、残りの2人がセカンド、サードで登りました。A君がテラスについたとき、セルフをとっていないのに、B君が確保している手を離してしまい、ヒビリました。
    ▲私もヒビリました。「安全」を確認するという動作を慣習化する必要があります。また、登ることだけが頭にあるとき疎かになりやすいですからお互いが相手の「安全」を確認する習慣を身につけるよう心がけましょう。
    ●最後に、さっきセカンドだったA君がトップ、残りがセカンド、サードで登りました。僕が登りだそうとしても、いくら登るぞ、と言ってもロープはたるんだままで、困りました。終了点近くでは、ちょっとこわいところがあり、楽しかったです。ここでも2本のロープが交差していて、2本のロープのランナーをとるのは難しいと思いました。
    ▲難しいです。ザイル二本の時はそれぞれ弛まないようしなければならないので気を遣い細かく操作が必要です。慣れていても交差することが有ります。セカンドがなおしながらしないとサードが困ります。外してしまうといけません(一部)付け替えることです(効率よく)
    ●感想、他
    10日の登りかたはアルパインクライミングというのでしょうか。その楽しみが少しわかったような気がしました。ハーケンやカムをセットしながら、だましだまし登るのは、それはそれで面白そうです。奥多摩方面への格安のアプローチテクニックは今後も大いに役に立ち、勉強になりました。まったくの岩登りはじめての講習生達を相手に、感情的になることもなく、適格なアドバイスをしていただき、感謝しています。ただ、僕達にはあまりに緊張感がない場面があり、もう少しきびしくしていただいてもよかったです。
    ▲あれでも感情的になってしまったことが有ったと思っています。
    ●次に僕達だけで10日にやったようなことを練習するとしたら、どこがいいでしょうか。三つ峠を考えているのですが。
    ▲最初はワンピッチのところが良いです。三つ峠は梅雨時は天気が悪いです。マルチピッチの練習には良いですが、最初は日和田山・つづら岩とかの上下にテラスがあり、すぐ歩いていけるところが良いです。ザイルの送り出し、操作等はこぢんまりとしたところの方が目が届いていいです。土日は混んでいますが・・・平日ならベストです。
    ●確保するとき、体の向きやアンカーの高さ、ボデイビレイはどういうときに適していないのか、いろいろなパターンがあると思うので、わからないことが多く、困ります。
    ▲確保はドップが落ちたときにコントロールしやすい様にするように考えてください。今回は三ヶ月位の内容を「浅く」広くしました。掘り下げが必要と思います。

    第┃ 59┃回┃ 「冬の足音」その1(2001/10/31) 
    10月27〜28日日和田山にてロッククライミングを行いました。
    27日はフリークライミング。28日はアイゼントレーニング。28日はあいにくの雨でしたので「講習会」は中止して来た方と雨の中、昼近くまで遊びました。

    以下、感想。 ( S 記 )
    10月27日(土)に日和田山に行き、初めてボルト打ちをしました。最初、道具の説明をして下さったのですが、名前を全部覚えきれず、使い方や特徴だけで精一杯でした。次に打つ場所を決めるために岩を叩いた時、すぐ隣りなのに全く違う音に驚き、また浮いた岩を登っていたことを知り複雑な気分でした。実際のボルト打ちは、釘を打つのもままならない私には想像以上に大変でパワーと集中力と忍耐力が必要となり、周りからは真面目にやっていないように見られ、かなりショックでした。さらに、「本チャンではこういうこともやる」という言葉を思い出し、まだ行ったことのない本チャンがもっと遠い存在になってしまいました。今回は二の腕が筋肉痛となり、2日後の今日もまだ筋肉痛です。体力不足を実感させられた山行でした。今度、日和田山に行った時は、今回登れなかった女岩を登ってみたいです。

    第┃ 83┃回┃ 「山は豪雪です」(2002/2/7) 
    今、教えて頂いた
    ことを纏めている最中なのですが、疑問がでてきました。以下のように認識しています。間違っていますでしょうか?(S)
    ・懸垂下降後、ロープを抜く時は内側(壁側)を引く。
    理由:外側を引いた場合、内側のロープを押さえつけテンションがかかる場合がある。
    ・2本繋げる場合は、結び目が内側にくるようにする。
    理由:上記・より
    私:「理由」の通りです。

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